活火山

日本は火山列島、太平洋火山帯に属し、

地震もよく起こります。

 

そういう火山島の一つに住む女性たちとのワークショップで、

女性のパワーセンターである子宮と膣から

声と動きが出てくるままに出してみよう、と呼びかけたところ、

部屋のあちこちから呻き、唸りが聞こえ始め、

足踏み、手足と体のうごめき、うねりと合わせて、

部屋中に熱気がみなぎりました。

 

ひとしきり声を出し、体を動かした後、

中でも一番激しかった一人が声を震わせて訴えました:

「私、もう腹が立ってしょうがないんです!
私の中にはこんなにエネルギーが溢れているのに、

今までそのほんの一部しか活用できていないって、一体どういうこと?」

それを聞いた女性たちも心を動かされた様子で頷いています。

 

私たちの多くは

自分の内なる想いを表現し

ビジョンやアイデアを実現するより

そういう心の動きや発想を抑え、しまいこむことに力を費やしてきました。

 

子供の時に自分が大きな声で怒ったり喜んだりした時に

両親が眉をひそめたり

うるさがられたりしたことから

あんまり衝動的に心の趣くままに声を出したり行動するのは

好まれないのだと感じとったのかもしれません。

 

そして大人になるまでに似たような体験を積み重ねるうちに、

心に何か想いやアイデアが湧き上がるやいなや

抑え込んでしまう癖がついてしまい、

いつしかそういう自分の心の動きに

気づくことさえなくなっていってしまった。

そして大人になって

漠然とした窮屈感、鈍っているような感じで暮らしてきたのではないでしょうか?

 

ふと昔のことを思い出した時には、

あの頃はあんなに生き生きのびのびとしていたのに、と不思議に思ったり、

小さい時は、自分のしたいことがちゃんと分かっていたのに、と感慨にふけってみたり。

 

自分の中から湧きあがってくるものを抑えなくなったら、

どんなにたくさんのエネルギーが解放されるのでしょうか?

休火山として暮らしていた自分が

また活火山として動き始めたら?

私の魂から

心から溢れてくるものを

溢れ出るままに溢れさせ、

涙が流れる時は流れるままに、

笑いたい時は笑い、叫びたくなったら叫び、

体が動く時は動くままに踊り

声が出てくるままに歌い、

ポエムや絵や、

仲間と作るプロジェクトとして

形にしていったら?

 

あなたはどう思いますか?

 

Kommentar schreiben

Kommentare: 0